食用
コンセプト CONCEPT
狩猟犬と森に居る女性

私の夫は長年狩猟をしており、
農作物の獣害防止を目的とした
有害鳥獣駆除にも取り組んできました。
しかし、駆除した鳥獣の多くが
焼却処理される現状に心を痛めていました。

私自身も狩猟を始めて有害鳥獣駆除にも
同行するようになり、命をいただきながら
その多くを無駄にしてしまうことに
深い違和感を覚え、何とかこの状況を
変えたいと考えるようになりました。
たとえば鹿の場合、
個体数が増え過ぎて小型化が進み、
本来の体格に満たない虚弱な個体が増え、
大寒波や猛暑、疫病などの
自然環境の変化によって
一気に絶滅状態の危機にさらされる
危険性があります。
そのため、生態系を守るためにも、
個体数を適正に管理し健全な個体を
維持してやる必要があると考えています。

森の奥からこちらを覗く鹿の親子

私たちは狩猟や駆除は決して
「無駄な殺生」ではなく、
人間と自然が共存するために
欠かせない行為だと考えています。
そこで、駆除した鳥獣を無駄にせず、
人様が美味しくいただける食材や
ペットの健康に役立つペットフードとして
活用するため、ジビエの食肉処理場を
始めることを決意しました。

鍋のメインとなるジビエ

私たちが提供するジビエは、
捕獲してから処理施設に持ち込み、
2時間以内に処理を行い、
厳選した個体のみを食肉として使用しています。
新鮮で高品質なジビエをお届けすることで、
人様にもペットにも安心して
食べていただけるものを提供しています。

特に、ペットは人間よりもアレルギーに対して
敏感であるにもかかわらず、
市場の多くのペットフードは粗悪な材料に
様々な添加物を加えて作られています。
これでは大切な家族であるペットに
健康的な食事を提供することが
難しいと感じました。

ペット用のジビエ

そこで、私たちは良質な材料を使い、
添加物を一切加えず、安心して与えられる
ペットフードを作ることにも力を入れています。

この施設を通じて、命をいただくことへの
感謝を形にし、自然と共に生きる社会の一助と
なればと思っています。